境川PAドッグラン♪

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6月20日の日記に書いたように、東京電力福島第一原発事故による放射能汚染から犬達を護るために、今しばらくの間は日常の散歩は最低限の時間で限定されたコースのみで我慢してもらうことにした分、私が休みがとれる週末には非汚染地域で思いっきり遊ばせてやることにしました。

犬達の精神的なストレス解消と同時に、放射線被曝によってダメージを受けた身体の回復のためでもあります。

ただ、いくら非汚染地域といっても、日本海側や関西以西までというのは遠すぎて頻繁には行けません。

また、犬を連れて車で行くのに、勝手がわからない(どこに何があるか知らない)土地へ行くのも大変です。

困ったなと思っていたところに、8187君から貴重な情報をもらいました。

『今回、甲府はほぼ無傷です』

甲府なら、甲斐犬の先生のお宅へ通ったり、小瀬スポーツ公園で展覧会が開催された時に泊まったりで、犬連れで行き慣れているので、もし甲府が無傷なら大変助かります。

ドーナツ型に全方位を山で囲われている地形が幸いしたのだろうとのことですが、でも、本当に大丈夫なのかしら

静岡のお茶からまで大量の放射性物質が検出されているというのに・・・。

『実際に草むらの中とか測定してみました(が大丈夫でした)』 by 8187君

8187君が実際に地形を見て、線量を測定して、その上で大丈夫だったというのなら本当に大丈夫そうですね。

よかったぁ

またもや8187君に助けてもらいました。

さらに、8187君は、μSv単位で表示してくれる(cpmから換算しなくてもよい)シンチレーションカウンターを追加で貸してくれました。

6月20日の日記で、私は、100cpm=0.12μSvと換算していましたが・・・。

実は、6月20日の日記に掲載したガイガーカウンターを貸してくれた際に、8187君は正確に換算する係数と計算式を教えてくれたのですが、それは私の理解力と記憶力の範囲を超えていたので(聞いている間は理解して計算できるような気がしていたのですが、後で自分で実際に計算しようとしたらできませんでした)、8187君としてはあまり推奨していなかった簡易換算法で算出していました。

大きな誤差はないと思われたものの、物理学の専門家の8187君からみればかなりヽ(  ̄д ̄;)ノだったのでしょうね。

スイッチさえ入れれば私にでも正確に計測できる(お利口さんな機器が計算までやってくれる)機器を追加で貸してくれました。

本当に、今回の放射能汚染に関して、8187君は救世主のようで、思わず拝みそうになっちゃいました。


さっそく、月と福を連れて甲府へ行く事にしました。

金川の森ドッグランで遊ばせてやろうと思います。

原発事故以前は、道中、談合坂SAで途中休憩して犬達を遊ばせていたのですが、今は念を入れて甲府盆地に入るまでは休憩しないことにしました。

もうひとつ念のために、貸してもらったガイガーカウンターとシンチレーションカウンターを持っていってラン内が本当に大丈夫か調べてみることにしました(8187君を信用していない訳ではなく、犬を飼っていない人にとっての大丈夫=人間についての大丈夫、と、犬を飼っている人にとっての大丈夫=犬についての大丈夫、は少し違う点もあると思ったので)。

汚染を拡散しないように、出発前日に車を洗車して(本体は洗車機で洗いましたが、ホイールの泥汚れは手動で洗いました)、月と福の全身をよく拭いて測定器で表面サーベイして問題ないことを確認してから車に積み込みました。

目指す第一番目の目的地は境川PA。

金川の森へ行くのなら、境川PAよりも手前のICで高速を降りればいいのですが、境川PAの下り線には24時間利用可のドッグランがあるので、あえて境川PAまで高速から降りずに行ってみることにしました。

車で山梨まで来るのは久々(昨年秋の愛護会展以来)でしたが、なんとか無事に境川PAに到着しました。

ドッグランはPAの奥の方(トイレと反対側)にあります。


大型犬用と小型犬用に分かれています
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看板がえらく大きいです(笑)
これなら絶対に見落としませんね♪



小型犬エリアはこんなかんじ
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50坪くらいでしょうか。
外からのぞくと狭くみえますが、チワワやトイプードルなら十分な広さと思います。



大型犬エリア
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守谷SA(下り)のドッグランと同じくらいの広さです。
手前のシルバーのボックスは糞処理装置です。
蓋を開けたら発酵熱で温かかったです。
ビニール袋は入れちゃダメなので御注意を♪



大型犬エリアには藤棚が作ってありました
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藤棚の下に木製のベンチが設置してあります。



大型犬エリアから外をみたところ
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左端に写っているのが足洗い場兼水飲み場。
真ん中に写っている電話ボックスみたいなのが喫煙所。
ボックスの外(周辺)で喫煙されるとラン内まで煙がきます(匂いがする)



画像の紹介が前後しましたが、犬達をラン内へ入れる前に、ラン内を測定器でサーベイしました。


こういう場所は通常放射線量が高いのですが・・・
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高くない
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0.04μSv/h。
これはシンチレーションカウンター(γ線のみ測定)の測定値です。
地上5cm、50cm、1mで計測しましたが、すべて0.05μSv/h以下でした。
両手が塞がるので写真が撮れませんでしたが、β線も一緒に測れる条件にしたガイガーカウンターで草を調べてみましたがバックグラウンドと差が出ませんでした。
つくば市南部で同じ条件(林に囲まれた土の地面で雑草がいっぱい生えている)の土地だったら、軽くこの10倍近い線量が表示されます


本当に非汚染に限りなく近いようです。

素晴らしい

これなら安心して犬達を放せます



久々のドッグランです
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乱暴な某Tさんは、最初は繋いだままで様子をみていました。


時節柄、蚊をはじめとして昆虫がいっぱいいました。

談合坂SAと違ってここは穴場らしく、他のわんこが現れないので、月も放してやることにしました。



久しぶりにノーリードにしてもらった月
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いつでもどこでも誰もみていなくても、きりっとしています。



お護り任務中の月
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私の隣に控えて警護中です。
ラン内を一回りしてオシッコとウ○チを済ませたら、あとはずっとお護り犬をしていました。
はじめて来た場所なので警戒していたのかもしれません。




福は匂いとりに夢中でした
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うちの周りでは危険(場所によっては0.3~0.4μSv/hもある)なので、させていない草むらの匂いとりを久々に楽しんでいます。



なんちゃって立ちこみ中の福
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月と違って、あまりきりっとしていません(笑)
なかなか月のような気性にはならないものですねぇ。



楽しそうに笑う福
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こういう表情をみられて、はるばる連れてきた甲斐がありました。



なんちゃってお護り任務中の福
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月の真似をして私の隣へ来たものの、警護をする気はないみたいです。
撫でて♪撫でて♪と背中を押し付けてきました。



天気予報では『曇ときどき雨』でしたが、朝からかなり日差が強かったです。

境川PAのドッグランは林に囲まれているのと、藤棚や樹木の木陰があるので、風があれば結構涼しかったです。

難点は、喫煙所が近いこと。

ひっきりなしに入れ替わり立ち替わり喫煙者がいるので、かなり煙草臭かったです。

あと、24時間利用可とはいえ、夜中に女性が一人で利用するのは勇気がいると思います。

それ以外は、適度に木陰がありますし、広さもPAということを考えれば十分ですし、糞処理装置や足洗い場兼水飲み場も設置されているのでおすすめです。

ここで2時間くらい遊んでから、金川の森へ向かいました。

金川の森ドッグランでの様子(月の面白動画も撮れました♪)はまた後日に♪

犬達も私も、放射線被曝からしばし逃れて、身も心もリフレッシュできたと思います。

『放射能汚染のことを気にせず』散歩できる幸せを満喫できました。

甲府盆地の無傷状態がずっと続きますように・・・。

信玄様、よろしくお願いいたします。



本当は自分達の土地を元通りにして
もらえるのが一番良いのですけれど。
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放射能汚染(線量測定してみました♪)

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福島第一原発事故による放射能汚染・・・。

原発から170km以上離れたつくば市南部も、取手市と松戸市にホットスポットができた影響で、いまだに平時(0.08μSv/h)の約2倍前後の高い線量が計測されています。

やっと今頃になってテレビやラジオでも報道されるようになりましたが、武田教授のブログでは以前から言われていたように、地表に降り積もった放射性物質は、舗装された道路やコンクリートの建物に降りた分は大半が雨で洗い流されて下水処理場へ移動しました。

しかし、樹木、草むらや芝地、土むき出しの土地に降りた放射性物質は、雨で洗い流されにくいのでその場に存在し続けています。

武田教授は、そういう場所をミニホットスポットと呼び、近づかないように注意を呼びかけていました。

私も、今まで(線量が当然高いと考えられていた期間)は、散歩はアスファルト路面上のみでしかも短時間で済ませるとか、雨の日は絶対に外へ出さないとか、犬達にかなり制限された生活を強いていました。

しかし、この先、ずっとこのままの方式の方がいいのか、それとも、もう少し犬達の行動範囲を拡大しても大丈夫なのか判断の材料がほしいと思いました。

もちろん、わずかな危険であっても絶対に避けるべきと考えるならば、今までの生活を続けるしかないのですが、それだけの制限を犬達に強いるだけのメリット(被曝量を大幅に下げられる)があるのかどうか、という費用対効果の問題を考え始めました。

汚染開始(初期の大放出)から3ヶ月間経ち、行政が線量測定を始めたということは『だいぶ線量が下がった頃だから測ってもよかろう』ということなのでしょうし。

ということで、目安になるものとして、線量計(放射線測定器)を買おうかなと思い立ちました。

物理学の方面に進んだ高校時代の同級生に、どこのメーカーのどんな機種がいいか尋ねたら、『国産ならどこのでもいいんじゃない? 急ぎなら、僕が持っているのをしばらく貸してあげるよ』との大変ありがたい言葉

土曜日の夜に、わざわざうちまで持って来てくれました。

取扱説明以前のこととして、測定原理とか測定値の解釈法とかを教えてくれたのですが、日本語なのにほとんど理解不能。

高校までは同じ教室で同じ授業(私も一応理系クラスだったので)を受けていたのに、その後の専攻(仕事)によって、人はこんなに違ってくるんだなぁと感銘を受けました。

でも、結論としては、車の構造を理解できなくても運転ができるように、彼のように原理を全て理解していなくても線量は測定できるみたいなのでよかったです。


翌日曜日、さっそくあちこち測定してみました。

仕事の当番日だったので、とりあえず自宅周りと犬の散歩コースを調べてみることにしました(次の休日には、もう少しあちこち測定してまわろうと思います)。

測定器はGM管で測定値はcpm(count per min.)で表示されますが、およそ100rpm=0.12μSv/hとして換算してよいとのことです。

ベータ線を遮蔽するためにGM管にアルミホイルを4重にかぶせて測定しました。

測定値はバックグラウンド(0.08μSv/h=約67cpm)を含んでいます。



まずは、私の部屋。
犬を室内に入れるとしたらケージを置く場所です。
高さ42cm(月の体高と同じ)の椅子に測定器を置いて測定しました。

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測定値にはかなりばらつきがありました。
最大値は154cpm=0.18μSv/h!でとなりましたが、最頻値は、80台後半~100台前半(0.10~0.12μSv/h)でした。
部屋の真ん中では、0.09μSv/hが最頻値でした。




つづいて犬スペース。
犬が1日の大半寝転んで過ごすスノコの上で測定しました。

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0.09~0.12μSv/hで、予想通り、私の部屋の中と大差ありませんでした。




犬スペースの外階段側の窓際。
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ここは、0.15~0.19μSv/hと少し高めの値が出ました。
その理由は後で判明しましたので、後述します。



最後に散歩コース。

地面から約50cmの高さで測定しました。

測定器本体とGM管で両手がふさがるので、測定値の撮影はできませんでした。

住宅団地内でも場所によって線量にかなりばらつきがありました。

舗装された道路の真ん中が一番低くて、158cpm=0.19μSv/h。

あまりマメに草刈をしていない公園や、林の脇の道路、道路の両脇に吹きだまった砂の上では、200cpm=0.24μSv/h前後と高い値でした。

一番高い値を示したのは、コンクリタイル畳(目地部分に土が入り込んでコケや草が生えているようなところ)の歩道の上で、300cpm=0.36μSv/hでした。

うちの外階段にも同じように各段差の立ち上がり部分に土がたまってコケが生えていたところは高い線量を示した(これが犬スペースの外階段側窓際の高い線量につながっていたと予測されます)ので、速攻で掃除しました。



測定器を持って歩いていたら、たくさんの人に声をかけられました。

『この辺の線量はどのくらいなんですか?』

『どういうところが線量が高いんですか?』

そう、みんな心配しているんですよね。

そうなんです。

データをきちんと公開してくれさえすれば、あとどのように行動するかは個々人で考えますから、っていうことですよね。

パニックをあおらないために、って、隠蔽されて事実がわからない方がずっとパニックを起こしますよ。

本当は個人で線量計を買って自衛しなきゃいけないなんておかしいですよね。



やはり外はまだ少し高い値(平時の2倍以上)を示していますが、どの程度高いのかということが数字でわかったのでよかったです。

また、私の部屋と犬スペースでは大して線量が変わらないことがわかってほっとしました。

ちなみに、他の部屋は、頻繁に換気扇を回しているリビングや浴室も、0.09μSv/h前後でした。

外も中もきれいに掃除した後の車の中(ラゲージルーム)は0.10μSv/hでした。

アルミホイルをはずしてベータ線も一緒に測れるようにして、犬達の汚染具合を調べてみましたが大丈夫でした(バックグラウンドと差が出ませんでした)

自分の甲状腺にもGM管を向けてみましたが(笑)大丈夫でした。



ということで、状況が変わらないかぎり、犬達にはこのままサンルームで過ごしてもらうことにしました。

散歩は、計測値をもとにコースを少し変更しましたが、時間は今まで通り短めのままにします。

その分、月に1~2回程度になっちゃいますが、非汚染地域のドッグランへ連れていって思いっきり遊ばせてやろうと思います(出かける前には、人も犬も車もきれいに洗って、測定器でサーベイして問題ないことを確認してからにしますので、ばばっちいもの扱いしないでくださいね m(_ _)m)。



測定器を貸してくれた8187君、本当にありがとう

きちんと測定した値を確認できたというだけで、こんなに精神状態が(良い方へ)変わることを実感できたので、やっぱりデータは隠蔽しちゃいかんと改めて思いましたですよ



データの公開は大切!ですね
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放射能汚染(除染しやすく工夫♪)

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原発事故発生から3ヶ月以上経過しましたが、国も東電も何も対策しようとしません。

地域や施設の放射線量測定も、除染も、個人や地方自治体まかせで知らん顔です。

一個人が子供のためにと20万円以上する放射線量測定器を購入したりして自衛している中、東電は、計画停電の時と同様、放射能汚染されている地域の住民に対してまで、節電や電気料金値上げを要求している有様です。

自分達の失敗の後始末を、一部の現場作業員と私たち消費者におしつけたまま、政府と東電のえらい人達は、今まで隠蔽していたデータをいつどういう形で発表していくかくらいのことしか考えていないもようです。

ありえない恥知らずな態度と思います。

東電が責任をもって汚染を取り除いて、元通りの生活環境に戻してくれたなら、1ヶ月の電気料金が1万円増しになったとしても喜んで払います。

でも、汚染は放置で『そのまま被曝しつづけてください、それはそれとして電気料金は値上げしますから』というのは1円たりとも納得がいきませんね。

化石燃料の節約という意味では節電は必要と思いますが、東電の尻拭いのためというならまっぴらです。

こんなダメダメな企業のせいで、自分や身内(犬も含めて)が、がん死するような羽目になったら末代までたたってやるから


さて・・・。

武田教授のブログによれば、何も対策しなかった場合の総被曝量(外部被曝+内部被曝)は大まかに考えて、空間線量(いま東京都内100カ所をはじめとして各地域でガイガーカウンターで測定している線量)の4倍と考えてよいのだそうです。

すなわち、

外部被曝量(=空間線量値)
呼吸による内部被曝量
飲水による内部被曝量
食物による内部被曝量

を、それぞれ1:1:1:1として積算してよいとのことです。

その場合、総被曝量は、

マスクもせず、飲食物もすべて地元でまかなう人=空間線量の4倍
マスクはしなかったけど、飲食物は非汚染のものに限定していた人=空間線量の2倍
外出時はマスクを掛け、飲食物を非汚染のものに限定していた人=空間線量とほぼ同値

と考えてよいのだそうです(詳細は武田教授のブログを参照してください)。

内部被曝量は、専用の機器(ホールボディカウンター)で計測した値をいろいろな条件を考慮しながら校正して算出しないといけないのですが、武田教授が教えてくれたように考えれば誰でも簡単に計算できますね。

一点だけ、武田教授の誤算なのか、国の『想定外』が多すぎるせいなのか、水については武田教授のブログ(3月25日執筆)にはあまり心配いらないと書かれていました。

武田教授の揚げ足取りが大好きな人が多いので、その点について説明を加えると、実際のところ、茨城でも水源(霞ヶ浦水系)は武田教授の予想通り大丈夫だったのです。

しかし、降り積もった放射性物質が雨で洗い流されて浄水場に流れ込んだために水道水は一時期大丈夫ではなくなりました。

そんなことは十分に予想できたはずなのに、国が適切な指示を各市町村(浄水場を管理)へ出さなかったためにみずみす水道水から高濃度の放射性物質が検出されるような事態になったのでした。

ちょっと話がそれましたが・・・

すなわち、現住所で暮らし続けながら放射線被曝から身を護る方法といえば、無用な外出を避けるとか、外出時にはマスクをつけるとか、汚染されたものを飲食しないとか、身の周りの除染するとか、くらいしかないということになりますが、それだけでもかなり被曝量を減らせるということです。

除染については、本来なら、東電が菓子折りのひとつも持って謝罪にきたうえで、汚染した表土を取り除いて回収したり、屋内外を掃除したりするのが筋でしょうが、いつまで待っていても来そうにありません。

となれば、自分たちでできる範囲で除染しないといけません。

ただし、こちらのブログにもありますが、空間線量だけで年間10mSv以上となるような高濃度汚染地域では、側溝や雨樋等にたまった土埃はかなり高い線量である可能性が高いので、除染作業によって大量に被曝してしまう危険がありますので、注意が必要です。


さて、我が家の除染ですが・・・。

こんなことを言うとよけいに嫁き遅れる(って、まだ嫁にいくつもりだったのというつっこみはなしで)かもしれませんが、私は、元来はそんなに几帳面に掃除をするタイプではなく、部屋の四隅に犬の毛がうっすら吹きだまっているくらいは意に介さず、大変鷹揚にかまえていたものです。

犬達が泥足で室内へ乱入しても全く動じることはありませんでした。

しかし、土埃や塵に放射性物質が吸着している(電位の関係で、放射性物質と土埃はくっつきやすいのだそうです)となれば話は別です。

私は、いまや松居一代がのりうつったかのようにお掃除大好きおばさんと化し、暇さえあればどこかを拭いているという日々です(爆)

現在、私の部屋も犬スペースも、毎日朝晩洗浄&拭き掃除しているので、いまだかつてないほどピカピカです

放射能汚染が始まってから3ヶ月が経ったいまでは、ピカピカ状態がデフォになってきました。

これなら嫁の貰い手もあるかもしれません(爆)

とはいえ、毎日のことなので、できればなるべく楽に掃除ができるようにしたいものです。

犬スペースと接している私の部屋は、犬の出産・育児室兼用にするために、4年前に床をINAXのタイルにしてもらったので拭き掃除がしやすい造りです。

犬スペースも、試行錯誤しながら何回かリフォームを重ねてだいぶ掃除をしやすい造りになっていました。

ただ、放射性物質を除染するという点ではいくつか問題がありました。



1点目は、犬スペースに接しているテラス(人間用の物干スペース)。

床が、こんな仕様でした
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排水口の周りのプラスチックタイルをどけた状態です。
プラスチックタイルの網目や下に土埃がたまりやすく、取り除きにくい造りでした。


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プラスチックタイルの下は、何層にも折り重ねた防水シート。
重ねてあるだけで貼り合わせていないので、防水シートの間に土埃が入り込むのでした。

犬スペース前のテラスの床は、掃除がしやすいように4年前に全面ゴムシートに張り替えてもらっていたのですが、人間が使うこっち側は新築時の仕様のままにしてありました。

タイルの下や防水シートの間にたまった土埃はシーズン毎程度(年に3~4回)、汚れがある程度たまったところでまとめて掃除しており、それで何の不都合もありませんでした。

しかし、土埃に放射性物質が吸着しているとなれば話は別です。

毎日簡単に洗い流せるように、こちら側の床もゴムシートに張り替えてもらうことにしました。


こちらがリフォーム後
110616_post_1.jpg
いつもお世話になっている工務店さんの施工です。
社長さんがとてもセンスが良い方で、私も母も社長さんの大ファンです。
ちなみに画面を横切っている黒い配線は防犯カメラの配線です。

滑り止めの凹凸が模様程度にありますが、全体的には真っ平なので、どこかに土埃がたまって取り除きにくいということがなくなり、掃除がぐんと楽になりました。



2点目は、犬スペースのシンク周り。

犬達(甲斐はやりませんが)シンクの排水ホースをかじるのを防止するために、シンク周りに柵を立てていました。

柵が倒れないようにコンクリートブロックを置いて支えていました。

しかし、それだと、床を水洗いする際に、ブロックと柵をいちいちどかさないと、犬の毛や埃が柵の下の部分やコンクリートブロックに引っかかってしまうので大変面倒でした。

そこで、柵を、立てるのではなく吊るすことにしました。


リフォーム後(つくば虎梅荘工務店施工ww)
110612_net_1.jpg



市販の粘着式フックで柵を吊るしています
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柵の下縁と床の間が3cm程度あいているので、水を流した時の排水溝までの流れもスムースになりました。


これでだいぶ除染作業もラクになりました。

今後の犬達の被曝量をかなり減らせるようになったと期待しています。



そんなに被曝が心配なら犬達を室内に入れたらいいじゃない、と思われた方もいらっしゃると思います。

これについては相当迷いました。

私が常時家にいられれば、あるいは有事にすぐ帰宅できる職業であれば是非そうしたいところでした。

しかし、私にはフルタイムの常勤の仕事があり、一日の大半は犬達に留守番してもらっています。

室内で留守番させるとなれば、なんでもかじってしまう福とまやすけはケージに入れておかざるをえません。

3月11日の大地震があり、その後も頻繁に震度4程度の余震が続いていたため、また地震が起きて家屋が倒壊したり、それに引き続いて自宅や近所で火災が発生した場合に、犬達が自力で脱出できないケージ内に閉じ込めておくのがためらわれたというのが一番大きな理由です。

余震がおさまってきた頃には大気中の放射性物質はかなり減少していて、室内とサンルーム内では被曝量に大差がないと推測された(KEKの放射線線量FAQより)こともあり、いろいろ考えた末に、犬達には今まで通りサンルーム内で過ごしてもらうことにしました。

その代わり、サンルーム内とサンルームに接しているスペースをこまめに除染する、雨や強風の日は散歩を休む、ミニスポットと予想される場所(水たまり、土の地面、草むら、芝生、雑木林)には近づけない、汚染された飲食物は与えない、散歩後は足はもとより身体全体を拭きシートで丁寧に拭く、などを徹底することにしました。

アスファルトで舗装された道路の真ん中しか歩かないので、ウンチは『うんちをポイ』でダイレクトキャッチ、オシッコはバケツで水を持ち歩いて洗い流す(早めにオシッコしてくれないと重くて大変です)、という毎日です。

私が掃除好きになったのはいいとして、犬達が好きな農道や公園を散歩できなくなったこと、散歩中に草を食べさせてやれなくなったことを、とても残念に思います。

昨年のゴールデンウィーク頃には、こんな風に豪快に道草を楽しんでいたのに。

あまり残念がってばかりいると免疫機能が低下してしまうおそれがあるので、効果的な除染方法を工夫したり(前にも書きましたが、私、けっこうそういう工夫をするのが得意なんです)、額に汗してお掃除する充実感を味わったり、ピカピカの我が家を楽しんだりして、過ごしていこうと思います。



最後にもうひとつ。

15年近く愛用していたパルシステムをやめました。

理由は、政府と東電が事実を隠蔽していた時期は仕方がないとして、いまだに野菜や果物や魚介類の産地が選べないこと、放射能汚染に対する生協の対処の仕方が間違ったまま改める気配がないことです。

生協と同じようなコンセプトの『らでぃっしゅぼーや』は、同一野菜で産地を選べる(汚染地域と非汚染地域)とのことでした。

消費者にとっては有り難い配慮ですが、それでは汚染地域の生産者は全く売れないか信じられない安値で売るかになってしまうことでしょう。

生協は、生産者も消費者も『会員』です。

生協のような巨大組織であれば、一方の会員(生産者)を守るために、もう一方の会員(消費者)をないがしろにするという現状の方向性以外にも方法はあったはずです。

『汚染地域で作られた農産物については、入荷はせずに今まで通りの代価を生産者に支払い、その分のお金は、売り物にならない商品なので弁償してくれと東電に要求する(個々人では力が弱い生産者の代わりに生協が巨大組織として東電へ抗議し補償させる)』

『非汚染地域の生産物の販売価格を上げて、その値上げ分を義援金として汚染地域の生産者へ支払い、汚染された産物は一切販売しない(会員同士の助け合いという本来の生協の形であり、いつ誰にいくらづつ配られるかわからない赤十字等の義援金よりも直接生産者へ支払う形がとれるので迅速かつ明快)』

という方法もとれたはずです。

個々人では泣き寝入りするしかない状況でも、大きな組織としてならそういう対応ができた可能性があります。

しかし、生協ともあろうものが、一方の会員(生産者)を守るために、一方の会員(消費者)へ汚染された飲食物を売って被爆させるという方法を選んだのは大変残念なことでした。

私が上記にあげた提案は社会通念上は通用しにくいこどもじみた考えなのなのかもしれませんが、基本的な考え方としては多くの消費者にも受け入れてもらえると思いますので、流通や経済に詳しい人が実際的な形式にアレンジして生協に提案してくれたらいいなあと思います。

とくに後者にあげた方法は、消費者が被曝のリスクを負うことなく、目に見える形で直接、生産者の方々を応援できる、よい対処方法だと思うのですが・・・。


長~い文章を読んでくださって
ありがとうございました♪
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放射能汚染(武田教授リテラシー?)

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6月3日の日記で、武田教授のブログを紹介しました。

すると、『武田教授には気をつけた方がいい』と忠告くださった方が何名かいらっしゃいました。

気をつけた方がいいという理由については、『原発事故が起きる前と起きた後で言っていることが違う』『国債について書いた本の内容がでたらめだった』など、それぞれ違った方面からの視点でしたが、総合すれば『人間的に信用できない人だから』ということでした。

さてさて・・・。

武田教授を特別擁護するつもりではないことを前置きして・・・ですが。

今の民主党政権下の日本では、放射能汚染について、必要な情報を必要な時に得るのはとても難しいです。

特定の誰かの信者になってその人の言う事を何でもかんでも無条件に信じるのは問題ですが、坊主憎けりゃ袈裟まで、というのも、必要な情報を集めるという観点からは大変損なやりかたと思います。

武田教授と親戚になる訳でもなし、武田教授の教室員になる訳でもないので、武田教授の人間性はどうでもいいかな、と思います。

放射能汚染について必要な情報を知りたいだけなので、原発事故が起きる前に武田教授がどんなことを言っていようがやっていようが、それもどうでもいいかな、と思います。

原発事故の前と後で言う事が変わった人は他にも山のようにいますし。

メディアリテラシーの視点(流されている情報が全て真実とは限らない、メディアで大きく取りあげられている情報が自分にとっても主要な情報であるとは限らない、報道内容は報道者の意図によって操作される)でみたところ、武田邦彦教授の発言には、極端な間違いやこじつけや詭弁がなく、自分自身が知りたかった事をわかりやすく受け入れやすい形で説明されていました。

それで、武田教授のブログを貴重な情報源として概ね信用することにしました。

概ね、というのは、忠告してくださった方も御指摘のように、私が武田教授の発言を見聞きするようになったのは原発事故以降というごく最近からであり、それまでの活動や発言については知らないということがひとつ。

もうひとつは、細かい部分で、拙い私の知識や経験からでもアレ?と思った箇所がいくつかあり、その部分について自分で調べた結果、武田教授の当該主張を支持するだけの裏がとれなかったものもあるからです(引用しているブログの中にも気になる記述は含まれているものの、そんな瑣末時よりもはるかに重要な情報が書いてあるので引用しました)。

すなわち、武田教授の発言すべてを無条件に信じている訳ではありません。

でも、武田教授が言う事だからといって有用な情報までもを見逃してしまう損失を考えれば、あれ?と思う部分はスルーすればいいと思いますし、放射能汚染に関する発信情報に限ってですが、武田教授の言う通りにして、たとえ期待した効果が得られなかったとしても悪いこともおきないというところがミソだと思います。

言い回しが芝居がかっていてうさん臭いと思われがちでしょうし、細かい間違いをつっこもうと思えば結構つっこめますが、武田教授が最終的に推奨する事項は非常に無難で保守的なことしか言っていませんし、実現不可能(物理的にというだけでなく費用対効果の面でも)なことも言っていません。


放射能汚染について心配している人に対して、ただ何の根拠もなく『安全』と言ったところで、心配している人は安心できません。

今まで『危険なもの』として認識され、ほんの微量でも厳重な管理区域内でしか扱われていなかったものが、環境中に大量に撒き散らかされたのですから、それを『安全』と思えという方が無理があります。

『安全』というからには、心配している人を納得させるだけの信憑性あるデータを示さなければなりません。

今の放射能汚染状態は安全である、と言いたい人達がどういう根拠を示したか・・・?

『政府が安全と言っているから』
→あんな嘘つき政府の言う事なんか信じられません。

『出荷されている食品は安全』
→政府が決めた暫定基準値の是非や、検査方法が適切かどうかについてはさておくとしても、その暫定基準値を超えている茨城県産パセリが新潟へ出荷されて販売されたといことがありました。
一度でもそういうことがあれば、信用しろという方が無理というものです。

『放射線治療の専門医が、甲状腺癌の治療法では億ベクレル単位の放射性ヨウ素を投与するんだから、今の放射能汚染による被曝なんて大したことない、って言っている』
→私は、5月21日の日記追補に、これは医者の発言として容認できない理由を書きました。
日本の放射線科医師を指導し、専門医を認定する機関である日本医学放射線学会も私と同意見の下記告知をしました。
「医療被ばくは患者の健康を守るという利益を保証した上での被ばくであり、放射作業者の被ばく(職業被ばく)は、放射線利用に伴う作業という社会的利益のための被ばくである。これに対して、災害による被ばくは公衆に何らの利益ももたらさない被ばくであり、これらの3種類の被ばく量を相互に比較する意味は少ない。このため、災害による被ばくが発生した場合は、市民の安全を考えた緊急避難や、緊急時の特別な線量管理、緊急被ばく医療体制の整備などの対応策がとられるべきであり、考え得るリスクに対する総合的・合理的な判断に立って、健康への悪影響が発生しないように、最善の努力がなされるべきである。」
同文内の「健康への悪影響が発生しないような最善の努力」とは、
「長期的には1mSv以下が目標であり(ICRP Publ. 111)、できる限り早く平時の状態に戻す必要がある。」
だ、そうです。
20mSv(ましてや100mSv)なんて大した量じゃないから何の対策もせずそのまま被曝しておいてオッケーだなんて一言も書いてありません。

『ホルミシス効果といって微量の放射線は身体にいいそうだから』
→一定の至適線量率で照射しないと効果がみられない(至適線量率より高くても低くても効果なし)ので、災害被曝のように被爆線量が一定しない状況では効果がないみたいです。

『日本医学放射線学会が、100mSvまでは健康被害がないと言っている』
→言っていません。
『日本人のがん死が30%に及ぶ現代においては100mSv以下の低線量の影響は実証困難な小さな影響であるといえる。』と言っているだけです。
後述するように、100mSvの放射線被曝が発がんの原因と決めつけられないと言っているだけで、100mSVの放射線被曝では健康被害がないとは言っていません。

東大病院で放射線治療を担当するチームが、致死性の発がんリスクを被曝量で例えると、野菜不足で100mSv相当、塩分とりすぎで200mSv相当、運動不足や肥満で400mSV、喫煙や連続飲酒で2000mSV相当、と言っているから、喫煙や飲酒に比べたら全然たいしたことない』
→また、放射線治療医の中から、おかしなたとえをする人が出てきましたね。
自分たちが所属する学会の勧告など見ていない人が多いのですね。
上記引用がされている文章中で、100mSvの放射線被曝による致死性の発がんリスクは1.05倍になると明記したうえでの、このたとえ話・・・。
喫煙や飲酒は個人が好き好んでやることですから、それで発がん率が上昇したところでそれは自己責任というもので、同情の余地も救済の必要もないことです。
でも、喫煙もしない、飲酒もしない、食餌も含めた生活習慣にも気をつけている人(主に小児が該当する)が、東電と政府の失敗&怠慢のせいというだけの原因で致死性のがんになる確率について、パーセンテージだけで比べて同列に論じるなど、ちょっと人としての感覚がおかしいのではないかと疑います。
被災地の方々を不安から救いたい、というのであれば、こんなおかしなたとえ話をするのではなく、政府に対して「早急に平時(人工放射線として1mSv/年以下)に戻せるよう、除染や避難など適切な対策をすべきだ」と勧告するのが専門家のつとめなんじゃないですかね?
京大の小出助教が「反原発の信念を貫き通せたのは、京大だったから。東大だったら首になっていただろう」と言っていましたが、やはり東大の先生達は医者に至るまで原発を批判することは許されないのでしょうね。
原発に関することなら、撒き散らかされた放射性物質に至るまで、こんな詭弁を弄してまで擁護しなくてはならないとはねぇ。
このたとえ話について武田教授も書いていました(奇妙な発がんの論理 お酒と被曝)ので、医者の言う事だからとか、武田教授は放射線医学の専門家じゃないから、とかいう先入観は捨てて、両方の文章を読み比べてみてください。
どちらが人として普通の感覚なのか、と問われれば、私は武田教授の言うことの方が人として真っ当な感覚と思います。


このように、『安全だ』と言いたい人達の根拠は、どれも私ごときで簡単に否定できてしまうものばかりです。

これでは、心配している人の心配を取り除くことなんてできません。

放射能汚染による健康被害について、『全く心配いらない』という明確な根拠(データ)など存在しないのですから当然ともいえます。

とくに発がんや遺伝子変異による子孫への影響については、長い期間を経ての話ですから、その間には放射線被曝以外にも身体に悪い事をいっぱいするでしょうから、いざ、発症した時には放射線被曝が原因だと決めつけられない、というだけのことで、放射線被曝が原因ではないときっぱり言えないのですから。

そうであれば、武田教授のように一緒に心配してくれて『ここに注意しなさい、こうしたら危険が減ります』と言ってくれる人の方がはるかに親切といえると思います。

期待するほどの効果はないかもしれないけれど、家の中や周りを掃除をして悪いことはありません。

ミニスポットという存在を知らずに不用意に近づくよりは、避けて行動する方が被爆線量が減ることは間違いありません。

放射性物質がどれだけ含まれているか不明な食材をビクビク量を気にして食べるよりも、非汚染地域の食材をお腹いっぱい食べる方が精神的にもいいに決まっています。

家の中を拭いてベランダを掃除したらこんなに線量が減りましたよ!と笑顔で報告したお父さんやお母さん方、家計をやりくりしながら非汚染地域の食材を探して買っているお母さん方は、そういう対策をしているという充実感と共に、物理的にも身体的にも精神的にも安心な方へ傾くのですから、それに対してわざわざ『意味がない』と言う人は心ないと思いますし、 安易に他人を危険にさらしかねない無責任な行為とも思います。

ただ、冒頭にも書いたように、誰に対してもどの情報に対しても、リテラシーの視点は大切と思います。

国民を護る立場であるはずの政府からして嘘と隠蔽によって国民を窮地に陥れている現状ですし、人間ですから一人の人が常に正しい事を言うとも限りませんから、医者が言っているからとか、放射線の専門家が言っているから、といってそのまま鵜呑みにしたり、特定の誰かを無条件で信じたりというのは、やはり危険です。

押し流されず、暴走せず、何に対してもリテラシーの視点を忘れずに、長期間に及ぶであろう放射能汚染に立ち向かっていきましょう。


とうとう、ストロンチウムが福島の土壌から検出されました。

国や東電が何もしてくれないので、あちらこちらの一般市民が自分達で環境の放射能汚染について、地方自治体や民間企業へ依頼して調査を始めました。

調査の際には、政府や東電の発表など信用せず、考えられうる核種について可能な限り調べておいた方がよいでしょう。

当初の水素爆発で大量に撒き散らかされた後、汚染された農産物や海産物が被災地応援と称して全国へ運ばれ消費されたり、意図的・非意図的(漏れでた)に海にも大量の放射性物質(こちらは燃料棒に直接触れた水)が放出されました。

福島第一原発から出た放射性物質は、今後、どこにどのような形で姿を現すのか、予想が難しくなってきました。

初期から、国と東電が、パニックを避けるためというもっともらしい理由付けをして、自分達に都合が悪い情報(放射能汚染がどういう形で拡大していくか)を隠蔽していたおかげで、広範囲かつ複雑な経路で放射性物質が拡散してしまい、かえってパニックをあおりかねない結果になっています。

事故から3ヶ月近く経つのに、補償範囲が明らかになると困るのでしょうか、汚染状況の把握もしようとしません。

高濃度汚染地域の除染作業さえせずに、誰が総理大臣になるか等という世界一どうでもいいことに明け暮れています。

こんな政府の言うことをまだ信じる人がいることの方が私には信じられませんし、政府の片棒をかついで安全ではないものを安全と言い張る人達も信じられません。

安全だと思う人は勝手に安全だと思っていればいいと思いますが、そのために放射性物質で汚染されたものをいいかげんに扱って、汚染を拡げたり汚染経路を複雑にしたりするのは非常に迷惑な行為といえます。

本当に安全だと言い張るのなら、心配だという人も納得できるレベルの明確な根拠を示してからにいただきたいです。




ところで、これはくだらない余談ですが・・・。

原発の近くの地域では、電気料金が割引されています。

だとすると、原発事故で汚染された地域も、電気料金を大幅割引してもらってもいいような気がしますが。

汚染地域も非汚染地域も一律に電気料金を値上げするらしいです。

いまも被災地でがんばっている自衛隊も含めて国家公務員の基本給を減額するとか、消費税を上げるとか、国と東電は自分達が犯した失敗の尻拭いを他人にさせて知らん顔、って、ホントどうかと思います。



政治家は、勢力争いばかりしていないで
福島と茨城を除染してほしいです。
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放射能汚染(メディアリテラシー)

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テレビや新聞やインターネット等から流される膨大な情報の中から、だまされることなく必要な情報を正しく読み取るのは、今の嘘つき政府の下ではとても大変なことですが、放射能汚染については、自分と家族の生命や健康や財産が大きく侵害されるおそれがあるのですから、頑張って読み解き、日々の生活に役立てなくてはなりません。

この『情報メディアを主体的に読み解いて必要な情報を引き出し、その真偽を見抜き、活用する能力』をメディアリテラシーというそうです。

メディアリテラシーには個人的なトラウマがあるので触れたくなかったのですが、今の日本ではとても大切な能力なので触れたいと思います。

私は、メディアリテラシー教育を受けたことはありませんが(受けた人の方が少ないと思いますが)、自分自身の学会発表や論文作成を通じて(得られたデータを発表する形にするための作業をしてきたことによって)、特定の分野(自分の専門分野とそれに近い領域)に限ってではありますが、ある程度、正しく読み取るコツをつかんだように思います。

メディアリテラシー教育を受けたのであればそれにこしたことはないですが、受けていなくても、誰もが今までの人生(生活)の中で無意識のうちに情報の取捨選択をしてきたはずですし、活用もしてきているはずなので、そんなに難しく考える必要はないと思います。

無作為に受け身で流されたままの形で情報を受け取るのではなく、是非、メディアリテラシーの視点(流されている情報が全て真実とは限らない、メディアで大きく取りあげられている情報が自分にとっても主要な情報であるとは限らない、報道内容は報道者の意図によって操作される)で、報道を見たり聞いたりしてみてください。


ここまでが前置きで、ここからが今日の本題です。

民主党のことを糞味噌に言っている人が、なぜか放射能汚染についてだけは政府の『安全』という言葉を信用して、実被害までも風評被害だと言ってはばかりません。

それはなぜなのか・・・

すでに汚染は高レベル広範囲に及んでしまっている事実は変えられない、政府が避難指示してくれない限りは大半の人が今の場所で今の生活を続けざるをえない(被曝しつづけなけらばならない)、そうであれば『いま自分達が浴びている被曝量は大丈夫であってほしい』という願いが根底にあるからでしょう。

当然の願いだと思います。

安全であってほしいと願うこと自体は当然の願いで何も悪い事はないのですが、このように、特定のことについて何らかの願望や思い込みがある場合には情報の読み間違いをしやすいので注意が必要です。

その願う気持ちを逆手にとって、やるべきこと(除染、適切な範囲までの避難指示など)をやらずにいる言い訳として、安全ではないものを安全と言っている東京電力と民主党政府は本当に許しがたいと思います。


『100mSv/年の被曝により、発がん率が0.5%上昇する』

『このまま何も対策しなければ、かなりの数の人の被曝量が年間100mSvに達するおそれがある』

『日本人のがんによる死亡率は30%である』

ここまでは客観的データ、すなわちただの数字であり、誰の意図も入っていません。

しかし、これが専門家の見解(客観的なデータではなく発言者の意図が入り込む)として発表される時には

日本医学放射線学会の告知
もともと日本人のがん死亡率は30%なのだから、それが放射能汚染のために30.5%になったとしても統計学的に有為な上昇とはいえない

武田邦彦教授
年齢や喫煙や生活習慣に関係なく、幼い子供まで含めて放射能汚染のためという理由だけでがんになる人が0.5%増えてしまう。

という形になります。

その見解をふまえて、どう行動すべきかを示した指針(ここには更に発言者の意図が入り込みます)は、

日本医学放射線学会の告知
長期的には1mSv以下が目標であり、できる限り早く平時の状態に戻す必要がある。

武田邦彦教授
一刻も早く、国が除染と適切な範囲の避難指示と内部被曝防止策を行うべきだ。

という形になります。

こうして同時に並べてみれば、は同じ事実(100mSv/yの放射線被曝によりがん発生率が0.5%上昇する)を違う表現で言っているだけであり、その事実に対してどう行動すべきかという指針についてはは全く同じ事(早急に平時=人工放射線被曝として1mSv/y以下になるよう対策する)を言っているということがわかります。

しかし、の『統計的に有為な上昇とはいえない』という部分だけを恣意的に強調する形でこの告知を見せられたり、前述したように安全であってほしいという願望があったりすると、『100mSv/y被曝したとしても何ら健康に影響はないと日本放射線医学会が言っている』という間違った読み取りをしてしまう恐れがでてきます。

文学や芸術と違って科学なのですから、一つのデータに対する専門家の見解と指針は概ね同じになるはずなのですが、発表された形をみると一見同じにはみえないことが多々あります。

専門家がそれぞれの立場や利権を守るために、巧妙な言い回し(あとで指摘されても言い逃れができる形)で嘘をついていたり、嘘は言っていなくても意図的に読み間違いを狙った表現をする場合があるので、同じにみえないという可能性と、先述したように読み取る側に特定の願望や思い込みがあると、同じにみえないという可能性があります。

そのため、今の放射能汚染のように『専門家がみんな違うことを言っているので誰の言う事を信じたらいいのかわからない』という混乱が起きるのです。

上記の中で、みんなが知りたい情報(必要な情報)は『100mSv/年の被曝により、発がん率が0.5%上昇する』だけです。

このたった一つの『必要な情報』は、報道する側の様々な都合や思惑により、知りたいと思う形そのままでは流されません。

いろいろな表現でくるまれたり、一見関係なさそうな他の情報とセットにされていたりして、隠れている『必要な情報』を見つけるためには、メディアリテラシーの視点をもつ必要があります。

まずは、『自分は何を知りたいのか』がはっきり決まっていないといけません。

『必要な情報』を見事ゲットしたその先は、個人の考え方です。

5月28日の日記にも書いた通り、情報を客観的なデータとして正しく把握した上であれば、それをどう解釈しようと、その解釈をもとにどう行動しようと、それは個々人の考え方(生き方)なので、たとえ友人や家族であったとしても、自分と考えが違う人の胸ぐらをつかんで無理矢理自分と同じ考えや行動にさせようとは思いません。

『がんの発生が30%から30.5 %に増えるくらい無視できる範囲内だ、だから何も対策しなくてもいい』

そう考える人がいても、それはそれで仕方ないと思います。

ただ

『100mSv被曝しても何の健康被害もないと専門家が言っているのだから、何も対策しなくてもいい』

と考えるのは問題だ、ということです。

判断する根拠が間違っているのですから、その判断にもとづいて行う行動も間違っている可能性があるからです。

放射能汚染に限らず、情報がわかりやすい純粋なデータの形そのままで報道されることは稀です。

報道される範囲、報道される形式や内容は、報道する側によって決められてしまいます。

そして、純粋なデータに報道する側の意図が入り込んだ形で提供されます。

その修飾された形の中から、嘘や罠にだまされることなく正しく情報を読み取らないといけないのです。

とくに今回の放射能汚染の場合には、政府からして隠蔽と嘘でかためていますから、より一層注意して読み取りしないと、自分自身や家族の生命や健康を損なうという大きな被害につながりかねません。

是非、メディアリテラシーを常に意識し実践してください。



早く国が除染作業を開始して
ほしいです
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放射能汚染(6月5日時点でのまとめ)

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5月21日の日記5月28日の日記6月3日の日記に引き続いて、放射能汚染について書く事にします。


【被曝限度について】

日本医学放射線学会が、2011年6月2日付で『原子力災害に伴う放射線被ばくに関する基本的考え方』を出しました。

その中の『日本人のがん死が30%に及ぶ現代においては100mSv以下の低線量の影響は実証困難な小さな影響であるといえる。(*低線量の放射線影響)』という記述のみを拡大解釈というか誤解釈して『100mSvまでは心配ない』と言う人がいました。

同告知内の

いずれにしろ、長期的には1mSv以下が目標であり(ICRP Publ. 111)、できる限り早く平時の状態に戻す必要がある。学校生活や市民生活の制限に際しては、市民の感情、学校教育の実施、線量低減のための費用、生活の制限に伴う苦痛などを総合的に考慮した判断がなされることを望む。(*学校生活や住民生活の制限)』

『医療被ばくは患者の健康を守るという利益を保証した上での被ばくであり、放射作業者の被ばく(職業被ばく)は、放射線利用に伴う作業という社会的利益のための被ばくである。これに対して、災害による被ばくは公衆に何らの利益ももたらさない被ばくであり、これらの3種類の被ばく量を相互に比較する意味は少ない。このため、災害による被ばくが発生した場合は、市民の安全を考えた緊急避難や、緊急時の特別な線量管理、緊急被ばく医療体制の整備などの対応策がとられるべきであり、考え得るリスクに対する総合的・合理的な判断に立って、健康への悪影響が発生しないように、最善の努力がなされるべきである。(*医療被ばく・職業被ばくと災害による被ばくとの違い)』

の部分を無視して、100mSvまではがん発生率の有為差を証明できない、というところだけ強調するのは、政府の御用学者が使った詭弁と一緒のとんでもない読解です。

引用した武田教授のブログでも説明されていますが、100mSv/yの被曝によって、がんの発生は0.5%上昇します。

日本の現在人口1億1806万人に換算すると年間69万人強の人が100mSv被曝したというだけの理由で(年齢や喫煙や生活習慣に関係なく)がんになるということです。

大人も子供も関係なく年間69万人強のがん患者が増えるということです。(日本人全員が100mSv浴びる訳ではないですから、69万人強という絶対数はあくまで目安ですが、0.5%という数字を具体的にイメージしていただくためにわかりやすい日本の総人口あたりで換算しました)。

日本医学放射線学会の見解は、『日本でのがん死亡率が30%、それがたかだか0.5%増えたとしても統計学的には無視できる範囲である』というものであって、『100mSvでもなんら問題はない』というものではないのです。

大人も子供も関係なく、東電と政府の怠慢によって容赦なく浴びせられた放射線被曝というだけの理由でがんになる人が0.5%増えるという事実を、無視できる範囲と考えるか、無視できない範囲と考えるかは人それぞれの考え方ですけどね。

ですから、根本的な考え方として、『避難や除染について最大限の努力をすべきだが、(災害直後、被害が広範囲すぎる等で)今すぐにはできない』 と 『避難や除染は必要ない』 とは全く違うということです。

これは強く言いたいです。

政府の巧みな論理のすり替えにだまされて被害を受けるのは、福島県と茨城県(何の手段も講じなければ、そのうち関東全域)の子供達です。

子供は選挙権もなく、親も居住地も自由に選ぶことができないのです。

子供を護る立場の大人が正しい認識とそれに伴った行動をしなければなりません。

年間1mSvを超える人工放射線の被曝は決して安全ではないので、可及的速やかに1 mSv以下の被曝量にするよう対策してくれるように政府と東電に要求しつづけるべきなのです。

政府に対する要求の仕方には、汚染度が正確にわからない飲食物が子供達の口に入るのを容認しない(汚染された飲食物は買わない、農産物や水産物は出荷時ベクレル値と検出線種を表示するよう要求する等)ことも含まれます。

汚染された生産物を安易に購入しないことは、被曝を減らす自衛でもあり、政府への抗議でもあるのです。

そこから先(理想と現実をすりあわせる)は政治家の仕事です。

政府は、その仕事をしないで、起きてしまった事故被害状況を無理矢理正当化して国民の健康と財産を侵害しているのですから、そここそを糾弾すべきで、政府の怠慢(子供達まで大量被曝にさらされているのに国が何も対策をとらないで安全安全と叫んでいるだけ)を正当化しようとするのはおかしいでしょう?

今、私たちがすべきことは、政府の怠慢を正当化する記述を探して安心することではありません。

冷静に行動するために安心できるような情報を探したいという気持ちはわかりますが、上記のような誤解釈をして政府の怠慢を容認する言動は、東電と政府の思うつぼです。


武田邦彦教授ブログより、上記内容関連記事

科学者の日記110514 医師の100ミリ

科学者の日記110526 みんな死ぬのだから・・・という論理を考える

「安全病」患者リスト・・・子供を被曝させたい人たち

科学者の日記110605 今、もっとも重要なこと

科学者の日記110530 政府も少しはなにかやってください

科学者の日記110511  放射線と体




さて、危険だ!危険だ!と騒いでいるだけでは本当に危険なので、今の時点で放射線被曝から身を護る自衛手段として何ができるのかについても武田教授がわかりやすく教えてくださっていますので、武田教授のブログ関連記事を引用しながら簡単にまとめます。


【除染】

効果的に除染するためには、まず、福島第一原発から大量に撒き散らかされた放射性物質が今現在どこにどういう形で存在しているのか、そしてどうすれば除去(除染)できるのかを知る必要があります。

武田邦彦教授ブログより、上記内容関連記事

科学者の日記110515 「奴(やつ)」はどこにいるか?

拭く・測る ・・・ 効果を上げた方(東京)と18才学生

紹介されている除染方法については、他の専門家(京大の小出助教)も同様のアドバイスをしていました。

うちも、5月の連休あたりから、犬スペースを中心に屋外の除染作業を始めました。

3~4月は外で作業するのがはばかられる放射線量だと予想していたので、除染は室内とサンルーム内のみ念入りしていました(もちろん、室内に放射性物質をもちこまないように注意していました)。

具体的には

室内は、除染効果がない掃除機は使わず、使い捨てのフローリング用ウェットシートで床を拭いて、使用後のシートはビニール袋にくるんで屋外のゴミ箱に入れておきました。

サンルーム内の床やすのこは、放射能汚染が起きる前から毎朝夕の散歩後に水で流しながらデッキブラシでゴシゴシしていたのでそれを少し念入りにして続けていました。

5月の連休から始めた屋外の除染作業ですが、とりあえず、まずは犬スペースの周辺からということで、テラスの雨樋の掃除(思ったより土埃が溜まっていました)、エコアマドに付着した土埃の除去(ルーバーの数が多いので結構大変でした)、テラスの床と壁をゴシゴシ洗浄、をしました。

吹きだまった土埃などは高レベルの放射性物質を含んでいる可能性が高いので、花粉症用の防護眼鏡とマスクと台所用ゴム手袋という装備で作業しました。

作業後は真っすぐ風呂場へ行き、着ていた洋服はすぐ洗濯し、自分はシャワーを浴びました。

屋外の作業は、週末に雨が降っていたり用事で外出したり腰が痛かったりしていたので、今日の午前中でやっと予定していた範囲の除染を終えられました。

来週末からは庭とガレージ、ウッドデッキの除染にとりかかろうと思っています。

測定器を持っていないので、除染の効果が数値で見えないのがちょっぴり残念ですが・・・。

除染と少し話がそれますが、放射性物質は焼却されても消えないので、ゴミ焼却場で再び霧状になって大気中に放出され、ヒトの肺に入る恐れがあること、高レベルの汚染が確認された焼却灰がどこに持っていかれるのか(下水処理場の焼却汚泥はなんと園芸用にリサイクルされているそうです)、については心配です。

ゴミ焼却場で霧状になり肺に入ることで一番危険な線種はプルトニウムです。

プルトニウムは胃腸からは吸収されずそのまま排泄されるのでいいのですが、肺に入ると排泄されることなく肺がんを発がんさせます。

質量が重いので、福島第一原発から直接他県へ飛んではこないでしょうが、燃料に直接触れた汚染水を海に流したことで魚にプルトニウムが入り込み、その魚をヒトが食べて排泄した便や、ゴミとして捨てた内臓部分などを焼却することで、原発から離れた地域でもプルトニウムが肺に入る危険性が指摘されています。



【飲食物について】

上記の日本医学放射線学会の告知に『通常のガンマ線やベータ線のように同等の線質係数をもつものについては、内部被ばくであっても外部被ばくであっても、その影響は臓器の吸収線量で決まり、内部被ばくを特別扱いする必要はない。そのため、人への放射線被ばくの影響を考慮する場合には、内部被ばくと外部被ばくを合算する。』とあります。

空間被曝だけで1mSvを大きく超える地域は、内部被曝を限りなく0に近づける必要があるということです。

それなのに民主党政府が汚染状況から逆算したテキトーな暫定基準値以下だからといって安心して飲み食いしていたらどういうことになるか容易に想像がつきますよね。

線種と標的臓器がわからないとSvに換算できないので、ベクレルで計算した暫定基準値最大値による被曝量は、

水: 乳児が1日800mlの水道水で調乳したとして、
   29,200ベクレル/年 
   (ヨウ素の甲状腺被曝で計算すると、81.76mSv/年)
   成人が1日1000mlの水道水を毎日摂取したとして、
   109,500ベクレル/年
   (ヨウ素の甲状腺被曝で計算すると、11.68mSv)

野菜: 1日350gの野菜を毎日食べたとして、
    67,875ベクレル/年
   (ヨウ素の甲状腺被曝で計算すると、成人で20.44mSv/年)

魚: 1日200gの魚を毎日食べたとして、
   146,000ベクレル/年
   (ヨウ素の甲状腺被曝で計算すると、成人で46.72mSv/年)

(計算式は、日本産科婦人科学会の『大気や飲食物の軽度放射性物質汚染について心配しておられる妊娠・授乳 中女性へのご案内 (続報) 』を御参照ください)

外部被曝の暫定基準値20mSvを加えると、乳児で101.76mSv/年、成人で98.84mSvです。

いかに何も考えずに決めた暫定基準値なのかがわかりますよね。

爆発直後はともかくとして、基準値以下の飲食物が常に最大値という可能性はきわめて低いでしょうが、基準値内だからと何も考えず摂取していたらとんでもない積算被曝量になるような基準値設定というのはいかがなものかと思います。

武田邦彦教授ブログより、上記内容関連記事

科学者の日記110525 縦割り:子供の立場は誰が?

新しい「信頼される」生産者・流通の時代に!

厳しい問題・・・茨城産の農作物は安全か?

科学者の日記110520  哀しい茶葉の検査拒否

海の汚染の考え方と問題点

国を失った日本人(2) 空中分解した国、子供を被曝させる

国を失った日本人(1) 海の汚染、はじまったか?

原発 緊急情報(30) 被曝を少なくする方法(その2)



【その他の注意点と対策】

武田邦彦教授ブログより、上記内容関連記事

科学者の日記110601 本当はテレビは危険を知らせるのだが

台風の前に緊急に政府がしなければいけないこと



冷静に行動するということと
政府の怠慢の犠牲になること
を許容することとは違います
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放射能汚染(武田教授のブログ♪)

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福島第一原発の事故の後、たくさんの『専門家』がいろいろな立場で様々なことを言っているのを見聞きしました。

遠くの出来事ではなく、自分の国で、しかも海岸線がつながっているお隣の県で起きた史上最悪といってもよい人災。

私の家がある地域は、空間被曝だけで年間3mSvをを超えます。

近所のスーパーでは茨城産の野菜が大半を占めており、放射性物質混じりの泥付きのまま並べられています。

女の細腕(そんなに細くなかったよーな・・・とか小声でつっこまないよーに!)で、一家の大黒柱として家族(高齢の母と犬しかいないですけど)を被曝から護っていかなくてはならない。

仕事の上でも、事故直後から放射能汚染について正確な認識とぶれない意見をもつ必要がありました。

突然何の準備もなくそういう状況に置かれて、政府が勝手に決めた根拠レスな規制値とか放射線業務従事者の規制値とかを引き合いに出して安全安全と叫ぶ人達や、風評被害で復興を邪魔するのか!?という『戦う相手が間違ってるんじゃないの?』と言い返したくなるような人達に押しつぶされそうになりながら、どの専門家が言っていることが一番受け入れやすく信頼できるのだろうかと、曇りがちな心と頭を研ぎすませて情報を取捨選択してきました。

その結果、福島県の次に汚染被害がひどい茨城県民という立場で、胎児や子供を護るのが最優先と考える立場で、『この先生がおっしゃることが一番信頼できる』と思ったのが武田邦彦教授(中部大学)です。

武田教授は、事故直後から一貫して同じこと(政府や御用学者が事故後に突然言い出した暫定基準など信じないで、可能な限り人工放射線の被曝は避けるようにしなさい)をおっしゃっていました。

きちんと信念をもっているからこそ、そして政治と離れたところで活動していらっしゃる(国会でも、政治とは離れたところにいたい、と明言されました)からこそ、一本ぴしっと芯が通っていらっしゃるのだと思いました。

私ごときが大学教授に対して非常におこがましい言い方ですが、考え方の根本が似ている気がしました。

自分を取り囲む汚染状況や周囲の人達は変わらなくても、武田教授の明快な発言を聞いたり読んだりしていると、『よかった、私の考えは間違っていなかった(正しかった、ではないところが大切)』『よし、今まで通り、できれば今まで以上に、自分ができることだけでも頑張ろう』と励まされます。

もし、1ヶ月前の私と同じように押しつぶされそうになっている方がいらしたら、是非、武田先生のコラムを読んでください。

物理の教科書のような難しいことは書いてありません。

必要以上に不安を煽るような記述もありません。

でも、知りたい事、不安に思っている事、疑問に思っている事がほとんど解決されると思います。

http://takedanet.com/




2011年6月6日追補

メディアリテラシーの視点(流されている情報が全て真実とは限らない、メディアで大きく取りあげられている情報が自分にとっても主要な情報であるとは限らない、報道内容は報道者の意図によって操作される)でみたところ、武田邦彦教授の発言には、極端な間違いやこじつけや詭弁がなく、自分自身が知りたかった事をわかりやすく受け入れやすい形で説明されていたので、情報源として概ね信用することにしました。

概ね、というのは、私が武田教授の発言を見聞きするようになったのは原発事故以降というごく最近からであり、それまでの活動や発言については知らないということがひとつ、もうひとつは、細かい部分で、拙い私の知識や経験からアレ?と思った箇所がいくつかあり、その部分について自分で調べた結果、武田教授の当該主張を支持するだけの裏がとれなかったものもあるからです(引用しているブログの中にも気になる記述は含まれているものの、それよりも重要な情報が書いてあるので引用しました)。

すなわち、武田教授の発言すべてを無条件に信じている訳ではありません。

5月28日の日記にも書いたように、誰の何を信用して受け入れるかというのは個々人の考え方(大袈裟に言えば生き方)によって違ってくるのは当然ですし、一人の人間が常に正しい(間違っていない)ことを言い続けるということも稀と思いますので、そのあたりは『信者』になってしまわないよう気をつけています。


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