甲斐犬とは

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甲斐犬は、山梨県・長野県の山間部で獣猟犬として飼われてきた日本犬です。
原産地の山梨県が昔は『甲斐の国』と呼ばれていたことから甲斐犬という名称がつけられ、昭和9年に国の天然記念物に指定されました。
熊や猪にもひるまない勇敢な性質をもちながら、飼い主とその家族には非常に従順で、家庭犬としても非常に優れた資質を持っています。
飼い主以外の人間に心を開かず、唯一人の飼い主に一生忠誠を尽くすことから「一代一主の犬」と言われています。
甲斐犬の先祖は、約4千年前に東南アジア地方から狩猟民族と共にわたってきたと考えられています。
現在に至る甲斐犬の故郷は山梨県中巨摩郡芦安村(森林が96%を占める南アルプス山麓の懐に抱かれた標高718~1382mの段丘に8集落が点在、両側に急傾斜の山々が連なっている地域)だと言われていますが、この「地形による周辺地域からの隔離」および「同種で群れ他種を嫌う性質」が、甲斐犬の純粋性を保っていた大きな要因と考えられています。
この地域では、昭和初期まで狩猟が生活の糧であり、甲斐犬は虎犬と呼ばれて狩猟のよきパートナーとして活躍していました。 

天然記念物指定甲斐犬愛護会本部(☎︎ 0552-26-7563)
天然記念物指定甲斐犬愛護会東京支部
南アルプスNET「甲斐犬」
山梨いまじん(UTY)「よみがえれ!甲斐犬の里」



【天然記念物甲斐犬愛護会標準】
●本質及び外貌
性徴良く表し、素朴にして沈着勇猛性を備え、行動軽快にして、敏捷迫力があり。
特に帰家性強く一代一主的傾向が強い。
表毛剛直にして綿毛は密であり、蓑毛を有する。
毛色は、黒虎毛、中虎毛、赤虎毛の三つに分類される。
体型的には猪犬型、鹿犬型がある。
体高は40-50cm。
●耳
適度に厚く三角形をなし形良く前傾し、耳の間は適度な広さを有し、耳の線緩みなく、他の日本犬種よりやや大きめである。
●目
やや三角形にして、虹彩暗褐色を呈し、毛色により多少の濃淡あり。
●口吻
口唇良く締まり色素良く、歯牙強靱、噛み合わせ正しい。
●頭頚
額広く額段適度に落ち込み、頚部適度な太さと長さを有史、緩み無きもの。
●背腰
背線直くにして、腰力強く締まっている。
●胸腹
胸深く、腹部適度に引き締まる。
●尾
尾は太く力強い差尾又は巻尾で、長さはほぼ飛節に達するものとする。
●四肢
強健にして飛節特に発達し強固にして且つ跳躍力、疾走力に富む。
●文部省天然記念物指定告示の添え書き
主トシテ山梨県下ニ飼育セラルルモノニシテ中北系日本犬ニ属スルモノナリ
中型ニシテ四肢強健飛節良ク発達シ毛粗剛ニシテオオムネ黒色及茶褐色ノモノ相半シ虎斑ヲ呈ス



【甲斐犬の大きさ】
柴犬(日本犬小型)よりやや(五分=1.9cm)大きく、紀州犬(日本犬中型)より二回り(一寸=3.8cm)小さいという甲斐犬の大きさは、古来の日本犬(縄文遺跡から出土された犬骨より計寸したもの)と合致しているといわれています。
この「中小型」ともいうべき甲斐犬の大きさは、山梨県山間部という周囲から隔離された土地で長い間自然に固定された、本来の日本犬の体型だと考えられています。



【甲斐犬の毛色】
甲斐犬の一番大きな特徴である虎毛色は、黒色の毛と茶褐色の毛が混じりあった虎斑で、その混じり方の度合いにより3種類に区別されています。
黒虎毛:地色黒色にして茶褐色の虎斑を存する
中虎毛:地色薄黒色および茶褐色相半ばして虎斑を呈する
赤虎毛:地色茶褐色または薄茶色にして黒褐色の虎斑を存する
洋犬のブリンドルや、秋田犬・北海道犬における虎毛とは構成が異なる独特の虎模様で、他の日本犬にみられる白・茶・薄茶等の毛色は混じりません(胸や足先の少量の白は認められています)。
現在では黒虎毛の比率が最も多く、赤虎毛は現在では『幻の』と形容されるまでに少なくなっています。



【猟犬としての甲斐犬】
(私自身は猟をしませんので、資料や猟師の方からの伝聞です)
甲斐犬は日本で唯一の鹿犬型犬種(甲斐犬以外の鹿犬型はすべて絶滅したとされています)です。
原産地の獲物動物の分布状態から、がっしりした体型の猪犬型と、細身で軽快な鹿犬型とに分類されていますが、現在では、それほどはっきりした特徴区分を見る事はできません。
甲斐犬の猟の方式は、獲物動物を山の絶壁に追い上げ、岩場に立ちすくませたところを猟師に射止めさせるもので、抜群の反射神経と跳躍力および深追いをしない沈着な判断力によって獲物動物の反撃をさけながら追い込んでいくといわれています。
猟師の間では『虎の一芸』といわれ、何も調教しなくても野生動物の行動を本能的に熟知した猟の上手な犬として重宝されているということです。



【家庭犬としての甲斐犬】
日本の気候風土によくなじんでおり、冷房や暖房を必要とせず、冬は密な冬毛を生やし、春先には軽い夏毛に換毛して気温の変化に対応します。
環境に非常に従順で、無駄に騒ぐことはありませんが、不審者に対しては猛然と吠えかかります。
有事とそうでない時をわきまえた、とても利口な犬種だと思います。
屋外で飼育した方が被毛はよくなりますが、無駄吠えせず、尻癖もよいので集合住宅の室内飼育にも向いていると思います(愛護会の大先輩方には「まさか部屋の中で買っちゃいめえが・・・」と叱られますけれども
運動量も、牝ならば運動量を理由に飼育をあきらめるほどではありません。
以下に、Dog World に掲載された故・柳沢琢郎氏の文章を御紹介します。
(Dog World 98年5月号『犬舎訪問;柳沢荘』より引用)
犬の勉強をするために様々な犬を飼いました。
紀州や柴等の日本犬はもちろん、シェパードやボクサー、コリー等の洋犬も飼ったことがあります。 
でも、その中で甲斐が一番。
飼い主には従順で一生忠誠を尽くし、不審者や侵入者から家族を守る。
他人にはなかなか心を開かないけれど、飼い主の家の子供達には、やさしい遊び<相手になるのです。
人為的な改良を加えられていないので日本犬の良さがそのまま残っているのだと思います。
それに頭もいい。飼い主の心を読んでその要求に応える行動をします。
たとえば、食餌が終わると自分の食器を台所にくわえていったり、煙草を吸おうとすると灰皿をくわえてきてくれる。
又、初めて訪れた場所で迷っても確実に家に帰ってくる、そういったエピソードは数多くあります。
昔、私が散歩をさせていた時に、警察署から脱走してきた犯人を捕まえたこともあるんです。







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