放射能汚染(メディアリテラシー)

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テレビや新聞やインターネット等から流される膨大な情報の中から、だまされることなく必要な情報を正しく読み取るのは、今の嘘つき政府の下ではとても大変なことですが、放射能汚染については、自分と家族の生命や健康や財産が大きく侵害されるおそれがあるのですから、頑張って読み解き、日々の生活に役立てなくてはなりません。

この『情報メディアを主体的に読み解いて必要な情報を引き出し、その真偽を見抜き、活用する能力』をメディアリテラシーというそうです。

メディアリテラシーには個人的なトラウマがあるので触れたくなかったのですが、今の日本ではとても大切な能力なので触れたいと思います。

私は、メディアリテラシー教育を受けたことはありませんが(受けた人の方が少ないと思いますが)、自分自身の学会発表や論文作成を通じて(得られたデータを発表する形にするための作業をしてきたことによって)、特定の分野(自分の専門分野とそれに近い領域)に限ってではありますが、ある程度、正しく読み取るコツをつかんだように思います。

メディアリテラシー教育を受けたのであればそれにこしたことはないですが、受けていなくても、誰もが今までの人生(生活)の中で無意識のうちに情報の取捨選択をしてきたはずですし、活用もしてきているはずなので、そんなに難しく考える必要はないと思います。

無作為に受け身で流されたままの形で情報を受け取るのではなく、是非、メディアリテラシーの視点(流されている情報が全て真実とは限らない、メディアで大きく取りあげられている情報が自分にとっても主要な情報であるとは限らない、報道内容は報道者の意図によって操作される)で、報道を見たり聞いたりしてみてください。


ここまでが前置きで、ここからが今日の本題です。

民主党のことを糞味噌に言っている人が、なぜか放射能汚染についてだけは政府の『安全』という言葉を信用して、実被害までも風評被害だと言ってはばかりません。

それはなぜなのか・・・

すでに汚染は高レベル広範囲に及んでしまっている事実は変えられない、政府が避難指示してくれない限りは大半の人が今の場所で今の生活を続けざるをえない(被曝しつづけなけらばならない)、そうであれば『いま自分達が浴びている被曝量は大丈夫であってほしい』という願いが根底にあるからでしょう。

当然の願いだと思います。

安全であってほしいと願うこと自体は当然の願いで何も悪い事はないのですが、このように、特定のことについて何らかの願望や思い込みがある場合には情報の読み間違いをしやすいので注意が必要です。

その願う気持ちを逆手にとって、やるべきこと(除染、適切な範囲までの避難指示など)をやらずにいる言い訳として、安全ではないものを安全と言っている東京電力と民主党政府は本当に許しがたいと思います。


『100mSv/年の被曝により、発がん率が0.5%上昇する』

『このまま何も対策しなければ、かなりの数の人の被曝量が年間100mSvに達するおそれがある』

『日本人のがんによる死亡率は30%である』

ここまでは客観的データ、すなわちただの数字であり、誰の意図も入っていません。

しかし、これが専門家の見解(客観的なデータではなく発言者の意図が入り込む)として発表される時には

日本医学放射線学会の告知
もともと日本人のがん死亡率は30%なのだから、それが放射能汚染のために30.5%になったとしても統計学的に有為な上昇とはいえない

http://takedanet.com/" target="_blank" title="武田邦彦教授">武田邦彦教授</a>" title="武田邦彦教授">武田邦彦教授
年齢や喫煙や生活習慣に関係なく、幼い子供まで含めて放射能汚染のためという理由だけでがんになる人が0.5%増えてしまう。

という形になります。

その見解をふまえて、どう行動すべきかを示した指針(ここには更に発言者の意図が入り込みます)は、

日本医学放射線学会の告知
長期的には1mSv以下が目標であり、できる限り早く平時の状態に戻す必要がある。

武田邦彦教授
一刻も早く、国が除染と適切な範囲の避難指示と内部被曝防止策を行うべきだ。

という形になります。

こうして同時に並べてみれば、は同じ事実(100mSv/yの放射線被曝によりがん発生率が0.5%上昇する)を違う表現で言っているだけであり、その事実に対してどう行動すべきかという指針についてはは全く同じ事(早急に平時=人工放射線被曝として1mSv/y以下になるよう対策する)を言っているということがわかります。

しかし、の『統計的に有為な上昇とはいえない』という部分だけを恣意的に強調する形でこの告知を見せられたり、前述したように安全であってほしいという願望があったりすると、『100mSv/y被曝したとしても何ら健康に影響はないと日本放射線医学会が言っている』という間違った読み取りをしてしまう恐れがでてきます。

文学や芸術と違って科学なのですから、一つのデータに対する専門家の見解と指針は概ね同じになるはずなのですが、発表された形をみると一見同じにはみえないことが多々あります。

専門家がそれぞれの立場や利権を守るために、巧妙な言い回し(あとで指摘されても言い逃れができる形)で嘘をついていたり、嘘は言っていなくても意図的に読み間違いを狙った表現をする場合があるので、同じにみえないという可能性と、先述したように読み取る側に特定の願望や思い込みがあると、同じにみえないという可能性があります。

そのため、今の放射能汚染のように『専門家がみんな違うことを言っているので誰の言う事を信じたらいいのかわからない』という混乱が起きるのです。

上記の中で、みんなが知りたい情報(必要な情報)は『100mSv/年の被曝により、発がん率が0.5%上昇する』だけです。

このたった一つの『必要な情報』は、報道する側の様々な都合や思惑により、知りたいと思う形そのままでは流されません。

いろいろな表現でくるまれたり、一見関係なさそうな他の情報とセットにされていたりして、隠れている『必要な情報』を見つけるためには、メディアリテラシーの視点をもつ必要があります。

まずは、『自分は何を知りたいのか』がはっきり決まっていないといけません。

『必要な情報』を見事ゲットしたその先は、個人の考え方です。

5月28日の日記にも書いた通り、情報を客観的なデータとして正しく把握した上であれば、それをどう解釈しようと、その解釈をもとにどう行動しようと、それは個々人の考え方(生き方)なので、たとえ友人や家族であったとしても、自分と考えが違う人の胸ぐらをつかんで無理矢理自分と同じ考えや行動にさせようとは思いません。

『がんの発生が30%から30.5 %に増えるくらい無視できる範囲内だ、だから何も対策しなくてもいい』

そう考える人がいても、それはそれで仕方ないと思います。

ただ

『100mSv被曝しても何の健康被害もないと専門家が言っているのだから、何も対策しなくてもいい』

と考えるのは問題だ、ということです。

判断する根拠が間違っているのですから、その判断にもとづいて行う行動も間違っている可能性があるからです。

放射能汚染に限らず、情報がわかりやすい純粋なデータの形そのままで報道されることは稀です。

報道される範囲、報道される形式や内容は、報道する側によって決められてしまいます。

そして、純粋なデータに報道する側の意図が入り込んだ形で提供されます。

その修飾された形の中から、嘘や罠にだまされることなく正しく情報を読み取らないといけないのです。

とくに今回の放射能汚染の場合には、政府からして隠蔽と嘘でかためていますから、より一層注意して読み取りしないと、自分自身や家族の生命や健康を損なうという大きな被害につながりかねません。

是非、メディアリテラシーを常に意識し実践してください。



早く国が除染作業を開始して
ほしいです
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Comments 5

ゆたぽっぽん

本当に…

今の政府側の発表やその報道は、
明らかに、被曝アレルギーを軽減するよう意図的にされていると
感じております。


最たるものは、事故に対処している現場作業員の
異常な被曝量の報道。

それでも初めのころは、50mだ100mだと騒いで
経産省が厳重に注意してみたりと
あまり大きな作為は感じなかったのですが・・・

5月に入ったあたりから、変。
どうも報道によって減感作を狙ってるとしか思えない。

たとえば、250mを超えた 
内部被曝を入れると500mに達している恐れ
と、異常な大量被ばくを報じた後に
『特別な治療を必要としない』←これこれこれこれこれこれ

私が理解している範囲で、ここを私が報道するなら
『この被曝にたいする、有効な治療や処置はない』
ってことになるんですが、合ってるかどうか知らんけど…

そもそも、被曝にたいする有効な治療法なんてあるの?
ってくらいないはず。
DNAが破壊されていくわけで、
遺伝子のつぎはぎ程度の技術しかない今、
根本的な治療があるわけがない。

まぁ火傷状態になっていれば、それへの対処療法はあるでしょうが…。
脱水していれば、輸液でしょうか。

でもでもでも、
福島原発の敷地内で、騒ぐほどの被曝をして
治療しなくてもいいという報道があれば

およ?じゃあ20mの上限って、極めて安全じゃねーの?
って感じて、ごくごく一般的かと。
殺気立って騒いでる人達をバカじゃないのって思いかねない。


データですら、加害側に有利なデータのみの発表であることは間違いないし
(空間線量計は地表からの高さに基準がないし
東京は地上十何メートルで計ってるとか…
こんなデタラメがあると、
かんぐれば、地表近くに設置しないことと丸秘通達があったと思える)


メディアリテラシーって言うんですか…
現状、これは大変なことですね…

でもちょっと日本語っぽいですね( ̄m ̄*)プッ
メディアに照らして~(おやぢギャグで〆るか?

2011-06-06 (Mon) 22:59 | EDIT | REPLY |   

Suzuka@つくば虎梅荘

ゆたぽんさん♪

『特別な治療を必要としない』報道、ゆたぽんさんと同じことを私も思いましたよ。
内部被曝量が最大580mSvに及ぶ恐れ、としながらも、『検査をした放医研の医師は「特別な治療は必要ない」として、現在は福島第二原発で通常通り働いている。』だそうです。
政府と東電の偉い方々は、現場で作業されている方々のことを自分達の老後を守るための人柱としか考えていないのでしょう。
第一原発事故を収束させるために懸命に働いていてくださった作業員の方ですから、本当の意味で治療が必要ないような健康状態であってほしいと祈っていますが・・・。
福島から離れたところ(人工放射線被曝がないところ)でゆっくり身体を休ませてもらいたいのですが、まだ福島で働いていらっしゃるというので心配です。

おやぢギャグ・・・www
笑うとNK細胞が活性化されるらしいですから、いいんじゃないっすかね♪

2011-06-07 (Tue) 00:51 | EDIT | REPLY |   

アキママ

参考になるかもしれない

動画をリンクしますね。
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65737161.html
NPO団体「チェルノブイリへのかけはし」の野呂美加さんのお話です。酵素・酵母(味噌や醤油)・ペクチン(リンゴ)が良いそうです。
suzukaさん、お仕事とワンコのお世話で動画を観る時間が無いかもしれないですよね。その場合、うちわさんのブログの「甲斐犬の陸 家なる洗い」のコメント欄に要約を書き込みましたのでご覧ください。参考になると思います。コメント20件の下の方です(汗)

2011-06-07 (Tue) 09:15 | EDIT | REPLY |   

アキママ

誤字訂正

なる→まる

「甲斐犬の陸 家まる洗い」

2011-06-07 (Tue) 09:18 | EDIT | REPLY |   

Suzuka@つくば虎梅荘

アキママさん♪

ありがとうございます♪♪
アキママさんのまとめコメント、拝見しました。
腸内環境を整えることは免疫機能の維持にとても大切ですよね。
他にも微生物による土壌清浄作用など大変興味深かったです。
いつも役に立つ情報をありがとうございます。

2011-06-08 (Wed) 20:56 | EDIT | REPLY |   

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