懲役1年6ヶ月、執行猶予3年、罰金100万円 でも・・・


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NHK滋賀県のニュース 大津放送局
放射性物質含む木くず投棄判決12月02日 17時06分
12月2日、田中社長に保護観察のついた懲役1年6か月、執行猶予3年、罰金100万円の判決が言い渡された。
高島市の河川敷に放射性物質が含まれる木くずを投棄したとして、廃棄物処理法違反の罪に問われた東京の会社社長に大津地方裁判所は、保護観察のついた懲役1年6か月、執行猶予3年、罰金100万円の判決を言い渡した。
東京・中野区のコンサルタント会社社長、田中良拓被告(42)は、去年3月から4月にかけて滋賀県高島市の鴨川の河川敷に、放射性物質が含まれる310立方メートルの木くずを投棄。
「被告は、原発事故で発生した廃棄物を処分する費用を東京電力が負担する制度を使って利益を得ようとしたが、計画がうまくいかなくなり処分先に困って犯行に及んだ。
判決を受け、田中社長を告発した市民団体と弁護士が県庁で記者会見
「福島県から搬出された5000トンにのぼる木くずが野ざらしにされているという事実は変わらない。経緯について今後も追及したい」とコメントした。




 周囲を2000m級の山に囲まれているおかげで、爆発による放射能汚染からほぼ免れた甲府盆地なのに、人為的にわざわざ大量の放射性物質が持ち込まれてしまうような事態が起きるとは、爆発事故直後からの国(政府)の対応のまずさ、放射性物質の管理のずさんさが本当に悔やまれる事件です。

原発事故が起きた2011年7月16日、いちやまマートで販売されていた黒毛和牛焼肉用から約680ベクレル/kgの放射性セシウムが検出され、7月19日以降、新潟・群馬・埼玉・千葉・茨城・栃木・福島・宮城・山形・岩手・秋田・青森の12産地の国産牛の販売が自粛されていました。(いちやまマートHPより http://www.ichiyamamart.com/osirase.html
牛肉の汚染も、飼料である稲藁の管理について国から生産者に対して早急に適切な指導がされていれば防げたものをと、歯がゆく感じたことを思い出しました。

その当時は、産地偽装などもあり、あちこちで500ベクレル/kgという高い暫定基準値にも関わらず超過してしまう農林水産物があとをたたず、それなりにみんな気をつけていたようでしたが、原発事故から4年近くが経過して、すっかり風化しかかっているように思います。

しかし、福島第一原発からはいまだに高濃度の放射性物質が垂れ流されており、終息の目処もたっていません。

仮に福島第一原発からの放出が止まったとしても、半減期が8日の放射性ヨウ素や2年半のセシウム134だけではなく、半減期数十年以上(プルトニウム239にいたっては2万4000年という気が遠くなるような年月)の放射性物質が大量に撒き散らかされたままなのですから、たかだか4年で『落ち着いた』と思うのは早計すぎるのではないでしょうか?

放射性物質による確率的影響(発がん等)はこれから増えてくる時期に入ります。

そもそも放射性物質管理の基本は『封じ込め』のはずなのに、原発事故直後から、爆発による拡散だけでなく、人為的な『拡散』が続けられてきました。

これでは日本全土総汚染で、民主党政権時代に担当大臣が『痛みを分かち合う』とか言っていましたが、そういう問題ではないのです。

投棄した人間がそれを罪として裁かれたとしても、
『福島県から搬出された5000トンにのぼる木くずが野ざらしにされているという事実は変わらない(上記転載文章内)』
と、根本的な解決どころかまったく問題の解決にはなっていないというなんとも厄介な事件です。

今回の衆議院選挙、南関東ブロック向けの政見放送で、原発問題について発言したのは『生活の党』だけでした(他の点についてはかなり・・・と思うところがある『生活の党』ですが、被害が大きかった岩手県が地盤の党首だけあって、この点に限っては深くうなづかされました)。

国政に携わろうという人たちのほとんどが、すっかり原発事故のことを忘れてしまっている以上、自分たちの身や土地は自分たちで守るしかありません。

いたずらに大騒ぎする必要もないかわり、決して風化させることなく、注意をし、訴えるべき時には訴えつづけなければいけないと改めて思った次第です。

なにせ相手は私たちより長く生き続け、今の科学では無害にすることも消滅させることもできない『放射性物質』なのですから。



【関連報道・告知】

山梨)汚染木くず、笛吹の農地で発見 搬出承認に批判も(朝日デジタル)
http://www.asahi.com/articles/ASG4H5CK1G4HUZOB00F.html

笛吹市境川町藤垈に搬入された放射能汚染木くずチップについて(山梨県HP)
http://www.pref.yamanashi.jp/kankyo-sb/documents/20140415_press.pdf





人間と環境への低レベル放射能の脅威
 ―福島原発放射能汚染を考えるために

ラルフ・グロイブ (著), アーネスト・スターングラス (著), 肥田 舜太郎 (翻訳), 他



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